こんにちは、ブラック社員TikTokerのきんじょです。
読書習慣を身につけようと思っていても、忙しくて時間が取れずなかなか習慣化できない…
というあなたに向けて、この記事では活字嫌いだった僕でも時間をかけずに読書習慣が身についた、とっておきの方法を紹介したいと思います。
あなたが読書を習慣化できない本当の理由
多くの人が読書に挫折してしまう理由は何なのでしょうか?
・仕事や勉強で読書の時間を作れないから。
・読書に慣れておらず、読むのに時間がかかるから。
・難しい本を選んでしまっているから。
など、いろいろ考えられると思います。
しかし僕の経験上、これらはどれも本質的な理由ではありません。
本当の理由は、下記の1点に集約されると思っています。
読書が続かないのは読書の必要性を理解していないから
逆にあなたが習慣化できていることには、何があるでしょうか?
・歯を磨くこと
・服を洗濯すること
・ゴミを捨てること
などなど。
これらは全て、必要性を理解している(=サボるとやばいことになると分かっている)から習慣化できているにほかなりません。
読書も、必要性を深く理解している人ほど日々の読書を怠りません。
あなたは、心のどこかでこう思っているはず。
確かに読書は大事っぽそう。
でも、普段仕事も頑張ってるし、この前資格勉強もしたし、気が向いた時にたまにYouTubeを使って勉強してるし…
無理に読書する必要もないかな。
なぜ、読書は他の学習と違って必要なのか?
ここをハッキリ理解することができれば、読書を習慣化できる可能性はグッと高まるはず。
次の章では、僕の考えている“読書の本当の必要性”について解説していきます。
令和における本当の読書の必要性とは?
YouTubeのような便利な学習ツールがある現代で、なぜわざわざ“読書”をする必要があるのか。
それは一言で言うと、読書が最も行動につながりやすい学習だからです。
YouTubeはこちらにボールを渡してくれない
確かに、学びのあるYouTube動画を観ることはとても効率的な学習方法の一つです。
しかし、1つ気をつけなければいけないことがあります。
それは、YouTubeを視聴している間は自分の頭で考えることができないということです。
動画を作るYouTuberにとっては、とにかく視聴者を離脱させずに長い時間観てもらうことが重要です。
そのためにテンポ良く話したり、エフェクトをかけたり、「ジャンプカット」と呼ばれるセリフとセリフの間をカットする編集をほどこしたりします。(僕のTikTokもかなり意識して作っています)
情報が敷き詰められている分、インプット効率は良いかもしれません。
しかしその一方で、動画の視聴中に
「このことを自分に置き換えたらどうだろう…?」
「これを実行するためには今の自分に何が必要だろう…?」
と、自分の頭の中で寄り道して考える隙がありません。
確かに、動画を途中で止めて考えることもできるでしょう。
でも、わざわざそんなことをする人がいるでしょうか?
一度再生を始めたら、動画はどんどん進んでいき、情報がどんどん脳に流れ込んできます。
結果、動画を見終わるまで一方的に情報がインプットされ続けます。
そして次の動画がレコメンドされ、また視聴を始めます。
自分ごと化して考えるヒマもなく、行動に移すわけもありません。
ただ学習したことに満足感を感じている状態です。
読書だけが自分と対話できる唯一のインプット方法
一方で、読書の強みとはいったい何でしょうか?
それは、情報を、自分のペースで、自分から取りに行くスタイルにあると考えます。
文字を追っている途中に、何か小さい気づきがあった時。
自然と目線を本から逸らし、考え事を始めると思います。
自分の中である程度結論づいたら、また目線を本に戻します。
このように、立ち止まったり動き出したりしながら自分でペースをコントロールし、本に書いてある情報をもとに自分と対話することこそが、読書の醍醐味だと考えています。
読書きっかけで始めたTikTokがフォロワー2万人に
では、読書を通じて自分と対話することがなぜそんなに重要なのでしょうか?
それは、自分と対話して納得したときにだけ、行動に移せるからです。
情報を受け取るだけで行動に移せるような人は、なかなかいないと思います。
例を挙げるために、僕がTikTokを始めたときのことを話したいと思います。
今やフォロワーも2万人を超えましたが、きっかけは、カフェである本を読んでいたところからでした。
確かその本には、だいたい以下のようなことが書かれていたと思います。
『他人には難しいけど自分には当たり前にできるようなことは、何でしょうか?』
『それがあなたの強みであり、他人のために役立てるべきことです。』
もしこれをYouTubeで聞いていたら「ふーん。」で終わっていたと思います。
でも僕は、本を読んでいました。
そこで視線を逸らし、考えたのです。
自分の強みとは何なのか?
そしてそれを、どのように展開すれば他人の役に立てられるのか?
20〜30分くらい考えたあと、「効率的な暮らしについてTikTokで発信する」ことを決めました。
そしてそのカフェで、アカウントを開設したのです。
これまでの自分の人生を振り返ってみても、行動のきっかけとなったところにはいつも読書がありました。
読書の必要性、重要性をある程度理解できたでしょうか?
あくまで上記は僕の理解で、他にも読書をするべき本質的な理由があるのかもしれません。
でも、いったん自分のなかで納得できていればOKだと思います。
僕が読書を習慣化できた究極の方法4選
読書の必要性を理解できたところで、次はもともと超活字嫌いだった僕が読書習慣を身につけるまでにおこなった具体的なアクションプランを公開したいと思います。
【1】お風呂にKindle Paperwhiteを持ち込む
これがイチバン効果がありました。
現代において読書の邪魔になっているものは、間違いなくスマホです。
どうやってスマホから距離を取り、読書に集中するか。ココが課題となります。
1日を振り返り、僕がもっともスマホから遠ざかるのは入浴中だと気づきました。
そこで、お風呂に防水性の「Kindle Paperwhite」を持ち込む習慣を始めました。これが効果抜群。
※機種選びについて補足です
Kindleには、大きく分けて
・Kindle (14,000円ほど)
・Kindle Paperwhite (20,000円ほど)
・Kindle Oasis (32,000円ほど)
の3種類がありますが、上記のKindle Paperwhite(16GB)を選んでおけば間違いないです。
Kindleは防水性がないので却下。
Kindle Oasisはページ送り機能や画面回転機能などが新たに搭載されていますが、個人的にどう考えてもオーバースペック(+1万の価値なし)。
また、Kindle Paperwhiteにはシグニチャーエディションという+2,000円ほどのモデルもありますが、こちらも特に選ぶ理由なし。ワイヤレス充電が付いたようですが、もともとバッテリーの持ちは果てしなく良いです。
ブルーライトをほとんど出さず、外部の光を反射させる電子ペーパー仕様。
画像を見ていただくと少し伝わるかもしれませんが、最初は想像以上の”紙っぽさ”についうっとりしてしまいます。
「お風呂にもスマホ持ち込んじゃってるよ!」
っていう人も、とにかくまずは、
Kindle Unlimited に加入しましょう。
そして、「お風呂では絶対にKindleアプリしか開かない」とルールを決めてしまうのはどうでしょうか?
っていうか…そもそも、ちゃんと毎日湯船に浸かっていますか?
シャワー生活の人は、読書習慣をつける前にまず入浴習慣をつける必要があるかもしれません。
入浴することで睡眠の質が段違いに上がるし、肌ツヤが良くなるしで良いことだらけです。
いろんな入浴剤を買ってみて、テンションを上げるのもおすすめです。
僕のおすすめの入浴剤も置いておきます。イイ感じの上品な香りがします。
【2】スマホを置いて本片手にカフェに行く
スマホから距離を取り、読書する方法第二弾。
家にスマホを置いて行き、本またはKindle Paperwhiteを片手にカフェに行く方法です。
流行りのデジタル・デトックスというやつでしょうか。
最初はスマホがないとめちゃくちゃソワソワします。
僕たちっていつからこうなってしまったんでしょうね。。。
昔はスマホがなくても生きていけていたのに。
ただ、これも徐々に慣れていきます。
そして、スマホがないだけでこんなに読書に集中できるんだという驚きや充実感を感じることができます。
紙の本を持っていく場合は、時間がわからなくなるので腕時計はつけていったほうが良いかもしれません。
そして読書中にメモを取りたい人は、小さいノートとペンも持っていったほうが良さそうです。
【3】本を買うときだけは出費を気にしないルールにする
「この本、買ってもちゃんと読むかな…?」
と買う前に悩んでしまうと、なかなか読書する機会を作ることができません。
僕はマイルールとして、気になった本はとりあえず買う、というのを決めています。
本は自己投資のための必要経費として割り切り、極限まで購入のハードルを下げるのです。
とりあえず買って机に置いておけば、自然と目についてふとしたときに読んだりするものです。
そして個人的には、本を買って100%無駄になったという経験はほとんどありません。
確かに僕も買ったまま読んでいない本もあります。
でもそれは、人生における悩みの優先度が一時的に変わったからだと考えています。
例えば、節約術に関する本を買ったとします。
週末に読もうと思っていたが、結局読めていない。
それはおそらく、その数日間で人生における「節約」というテーマの優先度が下がったからです。
(もしかしたら、何かがきっかけで「節約よりも稼ぐことのほうが大事だ!」みたいに考えるようになったのかもしれませんね)
そして、数ヶ月たったころにまた節約についての興味が湧いてきます。
「そういえばあんな本を買っていたな」と、再び手に取るのです。
別に、本を買ったからといって今すぐに読まなければいけない、なんてことはありませんからね。
一度でも自分が興味を持って買った本は、どうせいつかまた興味を持って読み始めます。
【4】たくさんの本が並べられた本棚を作る
お風呂ではKindle Paperwhiteを使いますが、個人的には紙の本も同じくらいおすすめです。
部屋の普段目にするところに本棚があると、読書習慣がつきやすい感覚があります。
僕はクローゼットの上のスペースに、本を並べています。
服を取るときに自然と本の背表紙が目に入り、「あ、この本もう一度読み直してみたいな」と思い立ったりします。
紙の本は電子書籍と異なり、物体として存在感を放っているので、「読書しよう!」という通知を与えてくれます。
ぜひ、電子書籍と紙の本は併用するようにしましょう。
読書に挫折しないための失敗しない本の選び方
上記では読書習慣を継続させるための“仕組みづくり”の部分について紹介しました。
とはいえ、実際に読む本選びもとても大事です。
あまりに内容が難しすぎたり、つまらなかったりすると読書がイヤになってしまうと思います。
そこでこの章では、簡単にオススメの本の選び方について紹介します。
有識者やインフルエンサーがおすすめした本を買う
TwitterやYouTubeでフォローしている有識者、インフルエンサーがおすすめした本は即買いするようにしています。
僕の場合は、自分の理想像に近い経営者、マーケター、ブロガー、または社会学、経済学の学者をフォローしているのですが、彼ら彼女らがおすすめする本は経験上ハズレが少ないです。
やはり発信者という立場上、本当にお勧めできる本しか紹介できないという理由があると思います。
書店で立ち読みした後にAmazonのレビューを確認する
本選びで失敗したくないなら、実際に読んでから買うというのがおすすめです。
書店で興味のあるコーナーを物色しながら、気になる本があればとりあえず手に取ってみます。
そこで気になる表紙の本があれば手に取り、目次を読んだ後、20ページほど立ち読みをしましょう。
「なかなか良さそうな本かも」と思ったら、次にスマホを出してAmazonで評価を確認します。
そこで☆4以上、かつ100件以上のレビューがついていたら、そのままその書店で購入しています。
ちなみに、読書習慣をつけるためにも定期的に本屋に行く、という習慣はとてもおすすめです。
平積みされている本のタイトルを眺めながら、「今こういう分野がトレンドなんだ〜」と市場ニーズを推し量ることができます。
僕がこれまでに読んで感銘を受けた本3選
ここまで読んで早速読書を始めたくなった人のために、僕がこれまで読んで特に感銘、衝撃を受けた本を3冊紹介したいと思います。
1.僕は君たちに武器を配りたい
読みやすさ:★★★★☆
学びの深さ:★★★★★
ボリューム:★★★★☆
著者はマッキンゼー入社後京大の客員准教授となり、エンジェル投資家として知られる瀧本哲史さん。2019年、病により47歳という若さで亡くなられています。
この本は、君たち(=社会に出る前の学生や出たばかりの若者)に対して、「資本主義とは何か?」をキレイごと一切抜きで問いた本です。
大学生くらいまでの僕は、大人や社会の言うことが正しいと思って、ある程度レールに乗って生きてきてしまいました。
それがいかに愚かな選択だったか、この本を読んで知り衝撃を受けたのです。
資本主義を理解している賢者の例として挙げられていたのは、『ハリー・ポッター』で有名なエマ・ワトソン。実は名門のブラウン大学出身のようです。
彼女は自分の出演料を作品ごとに額を決めてもらうのではなく、映画の興行成績やDVDの売り上げに応じたインセンティブ制(成果報酬制)で契約することによって、20代にして20億円もの資産を持つようになったそうです。
この本では資本主義の本質を解き明かした上で、どのように生きるべきか?という羅針盤を与えてくれています。
2.苦しかったときの話をしようか
読みやすさ:★★★★★
学びの深さ:★★★★★
ボリューム:★★★☆☆
P&Gに入社後、USJ(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)をV字回復させたことで知られる伝説のマーケター・森岡毅さんの代表作。僕と同じ神戸大学出身ということで、誇らしい気持ちでいっぱいです。
この本は、就職に悩んでいた著者の娘に向けて、著者の専門領域である“マーケティング”を人生そのものに応用する方法を教えるというコンセプトになっています。
実際に著者が娘さんのために、世に出すわけでもなく自分で書いていた“指南書”が、編集者の助言によって書籍化されたところ大ヒット。
「人生とは時間というリソース(資源)の分配である」ことを考えると、なるべく早いうちに進むべき方向=目的を定めなければ、人生を無駄にしてしまう。
では、その目的はいったいどうやって定めたらよいのか?
その方法が詳しく書かれています。
社会に出る前の学生はもちろん、キャリアを見直したい全社会人にとっておすすめできる本です。
3.「内定者への手紙」シリーズ
読みやすさ:★★★★★
学びの深さ:★★★★★
ボリューム:★☆☆☆☆
著書は博報堂からボストンコンサルティンググループに入社、そして現在は就活生向けのサービス「ワンキャリア」の最高戦略責任者となっている方です。そして僕と同じ神戸大学出身!誇らしいです。
本業の仕事で直接お話しさせていただいたことがあるのですが、めちゃくちゃ背が高い。
内定者に向けて仕事に関する基本が書かれた、全5弾のシリーズとなっています。
①「仕事が遅い人」と呼ばれないための、10のチェックリスト
②最強の文章化術ー「報告が下手」「わかりづらい」から脱却せよ
③ペインを探せ! ーなぜあなたの提案は通らないのか?
④リードザセルフ! ー自分の取り扱い説明書をつくろう
⑤ー仕事ができる人になるための、ショートカットを目指す30問ー : その質問はGiveになる
僕は内定者の時ではなく、社会人2年目になった頃にこのシリーズを読みました。
こういった仕事関連の本って、何となくマインド論や抽象的な本が多い印象です。
ただこのシリーズは、本当に次の日から使える具体的なノウハウが5弾にわたって詳しく解説されています。
1冊あたりのボリュームが平均的なビジネス本の1/5ほどなので、すぐに読み切れます。
仕事ができるようになると、仕事が少し楽しくなります。
Kindle版(電子書籍)のみになっています。Kindle Unlimitedに入っている人は¥0で読めます。
まだ入っていない人は、今入って30日の無料体験のうちに5弾とも読み切ってしまいましょう笑
読書が続かないときに持つべき考え
僕にも「最近あんまり読書する気分じゃないな〜」という時があります。
そんなとき、自分を責めるのはやめたほうがよいです。
最後の章では、読書のやる気が出ないときに持っておいたほうが良い考え方についてご紹介します。
今は新しい本ではなく過去に読んだ本を読み直すべきと考える
読書と聞くと、自然と新しい本を買って読むことを想像してしまうと思います。
ただ、以前読んだ本を読み直すことも、もちろん読書です。
読書のやる気が出ない時は、“復習”をメインにするのはどうでしょうか?
本棚を眺めると、意外と「あれ、この本めっちゃ良かった記憶があるけどどんな内容だったかな?」という本が必ず見つかります。
今はインプットではなくアウトプットをするべき期間と考える
読書欲があるときは、知識欲があるときです。
どんどん新しいことを学んで吸収したいと思っているタイミングです。
そして、ある程度知識欲が満たされると、今度はその知識を実際に使ってみたくなります。
読書のやる気がでないのは、おそらく今は知識の吸収ではなく活用をするべきタイミングなのです。
そして知識をアウトプットしていたら、また新たな問題にぶつかり、悩みが増えます。
きっとその時が、また読書をしたくなるタイミングになると思います。
まとめ
正直、自分にとって“アタリの本”に出会う確率って、10冊に1冊くらいなんじゃないかな、と思います。
その試行回数を増やすためにも、日々の読書は欠かせません。
逆に、“アタリの本”を10冊ほど手にいれることができれば、残りの人生はその10冊を定期的に読み直すだけで良いんじゃないかとさえ思ってきています。
僕のストックは今のところ5冊くらいでしょうか。
これからも読書を継続してアタリの本を探していきたいと思います。
みなさんの読んで良かった本も、ぜひコメントで教えてください!